19話『神の島』
■ロイド
■セシル
■バトレー
■ルルーシュ(ゼロ)
■ユーフェミア
<Aパート>
「いや〜まっさか浮遊航空艦とはね〜。実用化はデータを採ってからとか言ってませんでした?」
「君らの作るものは皆興味深いからね。つい実現したくなるんだよ」
「ハドロン砲も?」
「まずやってみないとね。
一度お会いしたかった、セシル・クルーミーさん。私は」
「シュナイゼル殿下・・・!」
「貴様!第二皇子殿下を見下ろすなど失礼であろう」
「バッ バトレー将軍!ひゃああっ」
「あら?」
「いたたた・・・」
「お怪我はありませんか?
シュナイゼル・エル・ブリタニアです。
さあ、お手をどうぞ」
「は・・・ はい」
「もっ、もったいない・・・」
「すっかり忠義者ですね、将軍」
「本来なら今頃タンブル塔(?)の地下深くで繋がれていたはずの私を救ってくださったのだ」
「そんなにかたく考えないでくれないか。今回の件は君のおかげだし、クロヴィスのこともある。
礼を言うのは私のほうだ」
「わ・・・わが君・・・」
「バトレー。
では、セシル嬢。失礼・・・」
「で・・・殿下・・・」
「んじゃ君は基地で待ってて」
「え?どちらへ?」
「野暮用。ついでにスザク君も探してくるから。このアヴァロンで。
彼、得がたいデヴァイサーだから。昨日みたいな活躍見ちゃうと特にね」
「! 待ってください・・・!昨日の命令は殿下が?」
「控えよ!それ以上は不敬罪にあたる!」
「私ですセシルさん。ハドロン砲もね。
あの状況でも忘れてはならないことは、優先順位です。
そして、イレギュラーが起これば彼が助かる可能性もあった。そこに賭けたのです。
ユフィの騎士であり、特派の重要なパイロットである、枢木スザクに。」
「は・・・はい。わかりました。無礼をお詫びいたします。処分はいかようにでも」
「まさか。部下を守れない私が悪いのです。申し訳なかった・・・」
<Bパート>
「枢木君が生きているなら、この神根島に流れ着いているはずだけど」
「明朝から捜索隊を出します」
「うん。で、これが例の?」
「はい。発掘の途中で新宿事変が」
「うん。
クロヴィスはやっぱりこういうことに向いていたんだな・・・」
「しきこう(?)エレベーターねえ。
考古学は得意じゃないんですが・・・。特にちょーとかつきそうなのは・・・」
「貴様!無礼であろう」
「でもねえ。僕の専門とは違いすぎて。こんなことならセシルくんに頼めばよかった」
「そんなに嫌がらないでくれよ。父君もこの手のものにご執心らしくってね。
そうなんだろう?バトレー」
「はい。同様のものが世界の数箇所で見つかっており、私が発見したここ以外全てが天領とされております。
これは推測ですが、各国に対しての進行計画はこれらのポイントに沿って行われているものかと」
「んで、そんなオカルトのためにガウェインのドロイドシステムを使うんですか?まだ未調整の試作機を」
「だから君を呼んだんだよ」
「あはぁ〜」
「なんだこのナイトメアは・・・ クククッ ついている・・・!
・・・! シュナイゼル!」
「彼が・・・ゼロか・・・」
「ああっガウェインが!」
「ガウェインが・・・我々のガウェインが・・・」
「よい。所詮は実験機。それより2人の無事を祝おう」
「シュナイゼルお兄様!」
「ユフィ。遅くなってすまなかった」
「そんなこと・・・」
「殿下。それでは予定通り・・・」(※ブリタニア兵)
「ん、ああ・・」
「枢木スザク少佐。第二級軍規違反の容疑で逮捕します」
「えっ!?
お待ちなさい!彼はわたくしの騎士!そのような・・・」
「あとでなんとかしてあげるから。とりあえず今は」